枕の洗濯が必要な理由と素材別の洗い方
毎晩使う枕、実はカバーだけ洗っても不十分なんです。汗やよだれ、フケなどは枕本体にも染み込んでいます。
清潔な枕で眠ることは、頭皮トラブル予防や快眠にも直結する大切なポイント。でも「洗い方がわからない」「失敗したらどうしよう」と不安になる方も多いはず。
実は枕の素材によって洗い方は大きく異なります。間違った方法で洗うと、型崩れや素材の劣化を招くことも。今回は素材別の正しい洗い方と、初心者でも失敗しない3つのコツをご紹介します。
枕を洗う前に、まずは素材を確認しましょう。洗える素材と洗えない素材があります。
洗える枕の素材
洗濯機や手洗いできる枕の素材には、主に以下のものがあります。
- ポリエステル綿(一部)
- パイプ
- コルマビーズ・ミニボール
- 洗えるビーズ
これらの素材は水に強く、適切な方法で洗えば型崩れの心配も少ないんです。特にパイプやビーズ系は水を吸いにくいため、乾きやすいのが特徴です。
洗えない枕の素材
以下の素材は基本的に水洗いができません。
- 低反発ウレタン
- そばがら
- 羽毛
- 洗えないビーズ
特に低反発ウレタンは水に弱く、洗うと反発力が弱まったり、破れたりする可能性があります。そばがらは乾きにくく、カビの原因になるため水洗いは避けましょう。
初心者でも失敗しない!枕の洗い方3つのコツ
枕を洗う際に知っておくべき3つのコツをご紹介します。これさえ押さえておけば、初めての方でも安心です。
コツ1:必ず洗濯表示を確認する
枕を洗う前に、まずは洗濯表示タグを確認しましょう。同じ素材でも、製品によって洗えるものと洗えないものがあります。
「洗濯おけのマーク」があれば洗濯機で、「洗濯おけに手を入れているマーク」があれば手洗いが可能です。表示がない場合は、メーカーのホームページで確認するか、手洗いを選びましょう。
ヒツジのいらない枕 -極柔-は、洗濯機で丸洗い可能なので、お手入れが簡単です。ポリエステル100%の素材で、臭いの心配もありません。
コツ2:適切な洗剤と水温を選ぶ
枕を洗う際は、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使いましょう。強い洗剤は素材を傷める原因になります。
水温は30℃程度のぬるま湯がおすすめ。温水を使うことで、水だけでは落ちにくい汗や皮脂の汚れが落ちやすくなります。ただし熱すぎるお湯は素材を痛めることがあるので注意してください。
臭いが気になる場合は、重曹を小さじ1杯ほど加えるのも効果的です。
コツ3:素材に合った乾かし方を選ぶ
洗った後の乾かし方も素材によって異なります。間違った乾かし方をすると、せっかく洗っても型崩れやカビの原因になってしまいます。
- ポリエステル綿:天日干しでOK
- パイプ・ビーズ:向きを変えながら干す
- 羽根:日陰干しで数日かけて乾かす
半乾きの状態で使うとカビの原因になるので、必ず完全に乾かしてから使いましょう。特に厚みのある枕は、乾いたように見えても内部が湿っていることがあるので注意が必要です。
素材別の詳しい洗濯方法
それでは、素材別の具体的な洗い方を見ていきましょう。
ポリエステル綿枕の洗い方
ポリエステル綿の枕は比較的洗いやすい素材です。
手洗いの場合は、30℃程度のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、優しく押し洗いします。洗濯機を使う場合は、必ず洗濯ネットに入れて「手洗いモード」や「ドライコース」など、弱水流のコースを選びましょう。
ポリエステル綿は非常に軽いため、洗濯機で洗うと中身が偏ってしまうことがあります。洗い終わったら、中身を均一にするために軽くたたいて形を整えましょう。
乾かす際は天日干しで問題ありません。直射日光に当てても大きな問題はないので、晴れた日に干すのがおすすめです。
パイプ枕の洗い方
パイプ枕は中身が飛び出す可能性があるので、必ず洗濯ネットに入れましょう。
つけ置き洗いがおすすめです。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、30分〜1時間程度つけ置きします。その後、優しく押し洗いし、しっかりすすぎましょう。
パイプは水が溜まりやすいので、乾かす際は何度か向きを変えながら干すことがポイントです。パイプ内部の水が完全に抜けるまで、十分に時間をかけて乾かしましょう。
あなたも、これで枕洗いの達人になれますよ!
洗えない枕のお手入れ方法
低反発枕やそばがら枕など、洗えない枕でもきちんとお手入れする方法があります。
風通しの良い場所で干す
洗えない枕も、定期的に風通しの良い場所で干すことが大切です。素材によって天日干しと陰干しを使い分けましょう。
- 低反発ウレタン:直射日光は避け、風通しの良い日陰で干す
- そばがら:天日干しで湿気を飛ばす
- 羽毛:直射日光は避け、風通しの良い日陰で干す
特に低反発ウレタンは紫外線に弱いので、直射日光に当てると素材が劣化して硬くなってしまいます。必ず日陰で干しましょう。
布団クリーナーを活用する
洗えない枕は、布団クリーナーを使って表面のホコリやダニを除去するのが効果的です。吸引力の強いハンディタイプのクリーナーがおすすめです。
枕の表面を丁寧に吸引し、目に見えないホコリやダニを取り除きましょう。紫外線ライト付きの布団クリーナーなら、ダニ退治にも効果的です。
消臭スプレーを使う
枕の臭いが気になる場合は、布製品用の消臭スプレーを使うのも一つの方法です。アルコールやエタノールベースの消臭スプレーは、雑菌の繁殖も抑えてくれます。
スプレーする前に目立たない部分で色落ちテストをし、枕全体に軽く吹きかけましょう。その後、しっかり乾かしてから使用してください。
快適な睡眠のためには、枕の清潔さが欠かせません。今回ご紹介した方法で、ぜひ定期的なお手入れを習慣にしてみてください。
もし、お手入れが簡単な枕をお探しなら、洗濯機で丸洗いできる「ヒツジのいらない枕 -極柔-」がおすすめです。詳しくはこちらからご確認いただけます。
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